2024年4月6日頃、二輪車が道路を横断した女性を避けようとして
二輪車が転倒した現場を映したと思われる動画が拡散。
いったい何が起きたのでしょうか?調べてみました!
SNSで乱横断者を避けた二輪車が転倒する動画が拡散
2024年4月6日頃、X(旧Twitter)に
歩行者の女性が横断歩道のない道路を横断しはじめ、避けようとした二輪車が転倒。
しかし女性が何事もなかったかのようにそのまま道路を横断していく様子が写った動画が投稿
動画は同日19時時点で190万回以上再生。リポストが続々出る事態になりました。
なにこの「私女ですけど」感
— みどり4 (@mdriiiii333333) April 5, 2024
pic.twitter.com/jI9lzW6XDN
事故現場は新大久保か
事故現場については動画から読み取れる「韓流百貨店」の看板などの場所の特徴から
JR新大久保駅東側の県道433号線沿いにある
雑居ビル前の交差点ではないかと思われます。
SNSでも地域を示唆する投稿がありました。
救護も声掛けもせず…歩行者に批判投稿が続々
動画は事故が起こる数秒前から、二輪車に後続していた
車両から撮影されたものと思われます。
二輪車が倒れ、運転者がケガをしているかもしれない状況にもかかわらず
歩行者の女性が救護どころか声掛けすらする様子もなく
何事もなかったかのように通り過ぎていく様子から
批判的な投稿が殺到
「危なすぎる」「これはアカン」
「颯爽と歩いてる感が最高にダサい」
など、批判の声が次々寄せられました。
救護・報告義務違反は歩行者側には適用されない?
今回の事故に関して話題となっているのは
交通事故を起こして人を傷つけた場合、その場で適切な救護や警察への届け出など
適切な処置をしなかった場合に適用される「救護義務違反」(道交法第72条第1項前段)
が交通弱者である歩行者には適用されないという認識が広まっているからです。
状況的には歩行者側が乱横断(横断歩道以外の場所で道路を横断すること)で
半ば飛び出しに近い状況で車道に出た状況や
その後声もかけずに立ち去ったことについて
歩行者女性の印象がよくないことから
運転者側に同情できる面は多いものの
相手が歩行者なので罪に問えそうにないばかりか、
現在の法律では万一事故となれば運転手側が罪に問われる可能性が高いことから
不条理感を抱えている人がたくさんおり、多くの投稿につながっています。
乱横断の場合は歩行者に過失が認められる場合も
基本的に日本の交通ルールは歩行者=交通弱者であり、
一般道においては歩行者が優先されるという考え方が根底にあります。
ですから、もしも歩行者が青信号の横断歩道を横断中に車両が歩行者と衝突した場合、
過失の割合は歩行者側が0、車両のドライバーが10となるのが一般的です。
しかし、横断歩道がない道路を横断していて事故にあった場合は、
歩行者側にも過失があると判断される可能性があり、死亡事故となった場合は
数は少ないですが歩行者側が重過失致死罪の疑いで書類送検されたケースもあります。
※以上の項目は「新車・自動車ニュースのWEBマガジン CarMe[カーミー]」ホームページを参照に作成
歩行者の責任を問う声SNS上でも
今回は歩行者側と直接接触はなかったので重過失ではないとしても
救護義務違反やバイクの損害賠償を問えるのでは?との声がSNS上で上がっています。
まとめ
いくら歩行者が交通弱者とは言え
事故を誘発するような車道の横断は危険極まりなく
許されない行為です。
歩行者はできる限り横断歩道を渡る、
やむをえず車道を通る場合も飛び出しをしないなど
歩行者も運転者も互いにルールやマナーを守れるようにしたいものですね
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