2026年11月6日午後7時39分ごろ、関東東方沖を震源とするマグニチュード6.1の地震が発生しました。
最大震度は3。日本の沿岸では若干の海面変動が予想されましたが、被害の心配はないと発表されています。
この地震について、Xでは「震源の深さが70km、50km、そして10kmと変わっているのはなぜ?」という疑問が投稿されています。
地震の深さが短時間で変わったように見えると、何が正しい情報なのか不安になりますよね。
実は、地震の震源情報は発表後に修正されることがあります。
この記事では、今回の地震の発表内容と、気象庁が震源の深さを計算する仕組みを解説します。
【結論】震源の深さは観測データの追加で修正されることがある
地震発生直後に公表される震源の深さは、限られた観測データから短時間で推定したものです。
その後、より多くの地震計のデータを使って解析すると、震源の位置や深さが修正される場合があります。
気象庁は、地震情報に使う数値を「速報値」、より多くのデータを使って再計算したものを「暫定値」、さらに精査したものを「確定値」として区別しています。
つまり、震源の深さが異なる数字で発表されたとしても、地震そのものが地下で移動したという意味ではありません。
ただし、今回SNSで指摘されている70km、50km、10kmという数字が、すべて同じ地震についてどの時点で発表されたものなのかは確認できていません。
現時点で確認できる11月6日19時39分ごろの関東東方沖の地震情報では、震源の深さは約10kmです。

11月6日の関東東方沖M6.1地震の概要
今回の地震について、確認できた情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生日時 | 2026年11月6日19時39分ごろ |
| 震源地 | 関東東方沖 |
| マグニチュード | 6.1 |
| 最大震度 | 3 |
| 震源の深さ | 約10km(確認時点の速報情報) |
| 津波に関する情報 | 若干の海面変動の可能性。ただし被害の心配なし |
今回の震源は関東地方の陸地ではなく、太平洋側の関東東方沖です。
なお、マグニチュード6.1という数値は地震そのものの規模を表し、最大震度3は観測地点での揺れの強さを表しています。
この2つは異なる指標です。
なぜ震源の深さが70kmから10kmに変わることがある?
① 地震発生直後は限られた観測データで計算する
地震が起きると、各地の地震計に地震波が届きます。
気象庁は、地震波が観測地点に到達した時刻などから、地震が発生した場所や深さを推定します。
ただし、発生直後は利用できる観測データが限られています。
そのため、速報値には一定の誤差が含まれる場合があります。
② 観測データが増えると計算結果が変わる
地震発生後、さらに多くの地震計のデータが集まります。
これらを利用して再計算することで、震源の位置や深さの推定値が変わることがあります。
気象庁も、速報値より暫定値の方が多くの観測データを使うため、一般に精度が高くなると説明しています。
③ 震源の位置と深さはセットで推定される
地震の震源は、地図上の位置だけでなく、地下の深さも含めた三次元の位置です。
そのため、震源の緯度・経度の推定が変わると、深さの推定にも影響する場合があります。
特に海域で発生した地震は、陸上の観測点から離れていることがあり、初期の推定が難しくなる場合があります。
ただし、今回の地震で具体的にどの要因が深さの違いを生んだのかは、公式な解析結果を待つ必要があります。
70km・50km・10kmのうち、どれが正しい?
今回確認できた19時45分以降の地震情報では、震源の深さは約10kmとされています。
一方、SNSで指摘されている70kmと50kmについては、発表時刻や情報の種類を特定できていません。
地震情報には、緊急地震速報の予測値、震源・震度情報の速報値、後日の暫定値などがあります。
異なる情報を比較している可能性もあるため、数字だけを並べて「70kmから10kmに訂正された」と断定することはできません。
まずは同じ地震の発生時刻と発表時刻を確認することが重要です。
地震の深さが変わるとマグニチュードや震度も変わる?
震源の深さとマグニチュードは異なる情報ですが、地震波の解析を通じてそれぞれの推定値が更新される場合があります。
一方、各地の震度計で観測された震度は、基本的には実際の揺れを測定した値です。
そのため、震源の深さが修正されたからといって、観測された震度が必ず同じように変わるわけではありません。
震源の深さ、マグニチュード、震度は区別して確認しましょう。
津波予報の「若干の海面変動」とは?
今回の地震では、若干の海面変動が起こる可能性があるものの、被害の心配はないという情報が発表されました。
これは、津波による大きな被害が予想される状況とは異なります。
ただし、海岸や港では地域ごとの状況も重要です。
気象庁や自治体から新しい津波警報・注意報、避難情報が発表された場合は、その案内に従ってください。
速報値・暫定値・確定値の違い
気象庁の説明では、地震情報の数値は大きく3つに分けられます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 速報値 | 発生直後、限られた観測データで迅速に算出 |
| 暫定値 | より多くの観測データを使って再解析 |
| 確定値 | 後日さらに精査して決定 |
速報値が後で変わることは、必ずしも誤報や隠蔽を意味しません。
地震情報は、迅速に知らせることと、精度を高めることの両方が必要だからです。
よくある質問
Q. 震源の深さが70kmから10kmに変わったのですか?
SNSではそのような指摘がありますが、今回の70km・50km・10kmという各数値の発表履歴は確認できていません。確認できた地震情報では約10kmです。
Q. 地震が地下70kmから10kmまで移動したのですか?
いいえ。震源の深さの推定値が変わることは、地震そのものが移動したという意味ではありません。
Q. 関東東方沖のM6.1地震で津波は来ますか?
確認した情報では、若干の海面変動の可能性はあるものの、被害の心配はないと発表されています。最新の警報・注意報は気象庁で確認してください。
Q. 震源の深さは後日また変わりますか?
変わる可能性があります。気象庁は速報値の後に暫定値を計算し、さらに精査して確定値を決定します。
まとめ|地震の震源情報が変わるのはなぜ?
2026年11月6日19時39分ごろ、関東東方沖でマグニチュード6.1の地震が発生しました。
最大震度は3で、確認できた情報では震源の深さは約10kmです。
SNSでは震源の深さが70km、50km、10kmと変わったという疑問が投稿されています。
気象庁によると、震源情報は地震発生直後の速報値から、観測データを追加した暫定値、さらに精査した確定値へと更新されます。
したがって、震源の深さが異なる数値になること自体は、地震観測の仕組み上起こり得ます。
ただし、今回の各数値の発表履歴はまだ確認できていません。
情報が食い違うときは、数字だけでなく、地震の発生時刻・情報の発表時刻・情報の種類を確認することが重要です。
参考資料
- 気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq27.html - 気象庁「地震情報について」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/joho/seisinfo.html - TBS NEWS DIG「地震情報」
https://newsdig.tbs.co.jp/list/bousai/earthquake/tokyo
※2026年11月6日20時台に確認できた情報に基づいています。地震情報は更新される

