奈良市議会議員のへずまりゅう氏が「辞職勧告を受けるかも」とSNSで発信。
そもそも辞職勧告とはどんな場合に出されるのか、過去事例と合わせて解説します。
この記事でわかること
- 辞職勧告と辞任勧告の違い、法的拘束力の有無
- 辞職勧告が出される典型的なケースと過去事例
- へずまりゅう氏の行動が辞職勧告対象となる可能性
へずまりゅう氏が「辞職勧告を受けるかも」と発信
人生初の議会が終わりました。
— へずまりゅう (@hezuruy) September 12, 2025
面白く思わない議員が複数いましたがあんたらが適当な仕事しかしないから元迷惑系YouTuberが当選したんですよ。
笑うなら己の未熟さに笑え。
自分の信念は本物です。 pic.twitter.com/94V2shT6Lo
※注意!大きな音が出ます。
奈良市議会議員で元迷惑系YouTuberのへずまりゅう氏(34)が、9月12日の定例市議会一般質問で大声を上げ市長を厳しく追及。
その後、自身のX(旧ツイッター)で「辞職勧告を食らうかも?」と投稿しました(日刊スポーツ, 2025年9月12日)。
投稿によると、議会での発言が「議員としての品位を欠く」とされ、16日に幹事長会で対応が検討されるとのことです。
人生初の議会が終わりました。
— へずまりゅう (@hezuruy) September 12, 2025
面白く思わない議員が複数いましたがあんたらが適当な仕事しかしないから元迷惑系YouTuberが当選したんですよ。
笑うなら己の未熟さに笑え。
自分の信念は本物です。 pic.twitter.com/94V2shT6Lo
※注意!大きな音が出ます。
辞職勧告とは?
辞職勧告決議とは、地方議会が議員に対して「辞めるべきだ」と意思表示する決議のことです。
- 法的拘束力はなく、強制的に辞職させることはできません。
- ただし議会全体としての「不信任」の意思を示す強いメッセージとなり、政治的影響は大きいとされています(総務省「地方議会運営の手引」)。
一方、辞任勧告という表現もありますが、一般的には「辞職勧告」とほぼ同義で用いられます。
辞職勧告が出される典型的なケース
辞職勧告は、以下のような場合に出されることが多いです。
- 議員が不祥事(刑事事件、金銭トラブルなど)を起こした場合
- 議会での発言や態度が著しく不適切と判断された場合
- 市民からの信頼を大きく損なった場合
過去の例では、政務活動費の不正使用(富山市議会、2016年)や、議会での暴言・ハラスメント発言(全国複数の自治体)が辞職勧告につながっています(NHKニュース, 朝日新聞デジタル)。
今回のへずまりゅう氏のケースは?
へずまりゅう氏は、議会で「市長!」「どのツラ下げて市長やってんですか!」と大声で市長を叱責し、その様子を自身のSNSに投稿しました。
この行為について「議員としての品位を欠く」と一部議員が問題視しています。
ただし、辞職勧告はあくまで議会内での政治的判断です。
過去の事例を踏まえると、刑事事件や金銭不祥事と比べると勧告に至るかは微妙なラインであり、議会内の多数派形成次第ともいえます。
合わせて読みたい…へずまりゅうは奈良のどこにいる?奈良市議選出馬の本気度と活動拠点を探る
まとめ
- 辞職勧告は地方議会が議員に「辞めるべき」と出す決議で、法的拘束力はない
- 不祥事や議会での品位を欠く行為などが対象となる
- へずまりゅう氏の「市長への怒鳴り」が勧告対象となるかは、議会内の判断に委ねられる
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