
声優として数々の人気作に出演し、実力派として注目を集める潘めぐみ(はん めぐみ)さん。
その名前から「親も声優では?」と検索する人が増えています。
実際、彼女の母親は、アニメ『機動戦士ガンダム』のララァ・スン役で知られる大御所声優・潘恵子(はん けいこ)さん。
母娘ともに声優として第一線で活躍しており、共演歴もある稀有な存在です。
この記事では、潘めぐみさんと母・潘恵子さんの関係や共演エピソード、声優一家としての知られざる背景に迫ります。
潘めぐみさんのプロフィールと歩み

1989年6月3日生まれ、東京都出身の潘めぐみさんは、大学在学中の2008年に女優としてデビュー。
その後、2011年のテレビアニメ『HUNTER×HUNTER』で、主人公ゴン=フリークス役を演じ、声優として華々しいスタートを切りました。
その後も、『ハピネスチャージプリキュア!』(白雪ひめ/キュアプリンセス)や『リトルウィッチアカデミア』など数々の話題作に出演し、2017年には第11回声優アワード助演女優賞を受賞。演技力の高さと透明感ある声質で、多くのファンを魅了し続けています。
母親・潘恵子さんは伝説級のレジェンド声優

潘めぐみさんの母親は、1970年代から声優界を支えてきた潘恵子さん。
代表作には、『機動戦士ガンダム』のララァ・スン、『美少女戦士セーラームーン』のルナ(人間態)、『聖闘士星矢』のアテナなどがあり、「元祖アイドル声優」と呼ばれる存在でもあります。
また、歌手やナレーターとしても活動し、近年は西洋占星術師としても活動の場を広げています。
柔らかく透明感のある声質と、深い演技力は現在も高い評価を得ています。
母子家庭で育った潘めぐみさん、声優志望は“秘密”だった

潘めぐみさんは、両親の離婚後に母子家庭で育ちました。
母・潘恵子さんは当時すでに売れっ子声優として多忙を極めており、テレビアニメに出演する母の声が、台所とテレビの両方から聞こえてくるという特異な環境で育ったそうです。
当初は「母が声優だから自分も声優になる」という考えに抵抗があり、演劇の道に進みたいという気持ちも母には長く言えなかったと語っています。
実際に、母に内緒でお金をためて演劇のワークショップに通っていたこともあったほどです。
本格的に進路を打ち明けたのは、高校時代の三者面談。
そこで初めて母に「声優・演技の道に進みたい」と伝えたところ、母・潘恵子さんからは「道は自分で切り拓きなさい」という厳しくも温かい言葉を受け取ったといいます。
母娘の共演エピソード

親子で声優というだけでも珍しいですが、潘親子には実際に共演した作品も存在します。
- 『HUNTER×HUNTER』(2011年)
潘めぐみさんがゴン役を務め、母・潘恵子さんがゴンの育ての母・ミト役を演じています。まさに“親子”の関係性を演じた共演でした。 - 映画『キャリー』(2013年 吹替)
娘・めぐみさんがキャリー役、母・恵子さんがキャリーの母親役を担当。親子共演が再び話題となりました。 - 『ガンダムさん』(2014年)
潘めぐみさんが、母がかつて演じたララァ・スン役を引き継ぎ、潘恵子さんはナレーションで出演。“ララァ親子競演”としてファンの間で大きな反響を呼びました。
このような親子共演は非常に珍しく、「血を超えた才能の継承」として、アニメファンの間でも語り継がれています。
母から娘へ、「声」のバトンをつないで

潘めぐみさんは、決して“親の七光り”ではなく、自らの力で声優界を切り拓いてきた一人です。
母の存在が大きな影響を与えたのは間違いありませんが、それを重荷にせず、むしろエネルギーに変えてきた強さが、彼女の魅力と言えるでしょう。
一方、潘恵子さんも娘の成長を静かに見守りながら、必要なときには惜しみないサポートを提供してきた存在です。
まとめ
- 潘めぐみさんの母親は、伝説的声優の潘恵子さん
- 声優という同じ道を歩むも、互いに独自の表現力でファンを魅了
- 『HUNTER×HUNTER』や『キャリー』などで感動的な親子共演を実現
- 「母の背中を見て育った娘」が今、声優界で確かな存在感を放っている
親子の絆と声の才能が重なり合う“潘親子”からますます目が離せません!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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