和歌山県和歌山市にある景勝地・雑賀崎で、野犬の増加が深刻な問題となっています。
観光名所として知られるこの地域において、住民や観光客の安全が脅かされている現状を、SNSの声と共に詳しくお伝えします。
【動画】YouTubeで野犬がうろつく現状がアップ
YouTubeでは雑賀崎に野犬がうろつく様子が次々とアップされています。
雑賀崎とはどんな場所か?
雑賀崎(さいかざき)は、和歌山県和歌山市に位置する美しい岬で、瀬戸内海国立公園の一部です。雑賀崎漁港周囲の丘陵部に家々が建ち並び、その風景から「日本のアマルフィ」とも称されることもあります。
この地域は、古くからの歴史と自然の美しさが調和した場所であり、観光地として多くの人々に愛されています。
野犬がうろつく実態がSNSに次々と
しかし、最近では野犬の増加が深刻な問題となっています。
地元住民によれば、少なくとも40~50頭の野犬が雑賀崎周辺で確認されており、住民や観光客に対する危険性が懸念されています。
野犬はゴミを荒らしたり、住宅の敷地内にフンをしたりする被害が報告されており、夕方には一斉に遠吠えをすることもあるといいます。
地元のSNSでは、野犬の目撃情報が次々と投稿されています。
ぴかちゅう (@mirichu4) 雑賀崎やばすぎww 白いでっかい犬3匹と柴犬みたいな子犬10匹ぐらいおった、、、雑賀崎てなんでこんな野良犬多いんw かわいすぎるんやけど、、、かわいそおやけど、、
ローカル食図鑑 (@kKMGOS77Izd8aBH) 道路を歩いていると、割とデカい迷い犬が前の方にふらふら出現!追いかけられても困るので気付かれないうちに回避して大回り(また雑賀崎の町から迂回)したらまたそこに先回りして現れたので、これはどうしようもないと近くのホテルに逃げてタクシーを呼んでもらった。びっくりしたなあもう。
これらの投稿からもわかるように、野犬の存在は日常生活に大きな影響を与えていることが伺えます。
地元行政の取り組み
和歌山市動物愛護管理センターは、野犬の保護活動に取り組んでいますが、警戒心の強い成犬の捕獲は難航しています。
市は毎日のパトロールを行い、野犬の保護を試みていますが、急峻な地形や野犬の警戒心の強さが障害となっています。
また、市では月に2回の譲渡会を開催し、保護した犬の新しい飼い主を見つける努力を続けていますが、成犬の譲渡はなかなか進んでいないのが現状です。
北辰悟センター長 「なかなか成犬が決まりにくいというのが現状。(問題解決には)飼ったからには責任をもって最後まで飼っていただくと、これが一番大事だなと」
2024年7月18日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内「発掘!憤マン」より
まとめ
美しい景勝地・雑賀崎での野犬問題は、住民の安全を脅かす深刻な問題となっています。
行政の努力にもかかわらず、問題解決には時間がかかる見込みです。
今後も野犬対策を強化し、観光地としての魅力を守るための取り組みが求められています。
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