ミセス「コロンブス」配信停止!大炎上のSNS、メディア対応の温度差に疑問の声

俳優・アーティスト
Mrs.GREEN APPLE(引用元:ファッションプレス)

人気バンドMrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のMVが、SNS上での批判を受けて公開停止となりました。

この騒動に伴い、メディアの対応の温度差も物議を醸しています。批判の詳細と共に、冷静な議論を呼びかけます。

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問題の発端

Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)は、6月12日に公開されました。

しかし、その内容が「大航海時代の先進文明人が、『猿』に文明を教える」というビジュアルであったことから、SNSで「植民地主義と奴隷制の肯定」と批判が殺到しました。

「コロンブス」MVの一場面(引用元:スポニチ)

SNSでの反応

SNS上では「世界史を勉強した人が関係者に一人もいなかったのか?」といった厳しいコメントが見受けられ、MVは翌13日に公開停止となりました。

ボーカルの大森元貴氏は公式サイトで「配慮不足だった」と謝罪しました。

Mrs.GREEN APPLE 公式ホームページに掲載された大森元貴氏のメッセージ(一部抜粋)

批判の声はさまざまな角度から寄せられ、中には過去の類似事例を引き合いに出すものもありました。

メディアの対応

興味深いのは、炎上が広がる前の13日朝、民放各局がこぞってこのMVを好意的に取り上げていたことです。

「THE TIME,」(TBS)や「ZIP!」(日本テレビ)などは、「コロンブスに変身」「偉人になりきり時空の旅」といった形で紹介していました。

しかし、同日夕方には一転して公開停止を報道し、14日放送予定の「ミュージックステーション」ではミセスの歌唱曲の変更が発表されました。

引用元:ミュージックステーションホームページより 2024年6月14日現在

批判の背景を考察

今回の炎上は、歴史的な知識の欠如が原因とされていますが、批判する側もその点で同様の問題を抱えている可能性があります。

SNSでは「メディアの思考停止っぷりがすごい」といった声も見られ、批判の矛先はメディアにも向けられています。

しかし、ここで重要なのは、なぜこうした無知が生まれ、どのように克服すべきかという点です。

歴史的背景の理解不足

クリストファー・コロンブスは、歴史的に奴隷制や植民地主義の象徴とされています。

しかし、教育の現場でこれらの問題が十分に取り上げられているとは言い難い状況があります。

そのため、多くの人々が彼の功績とその負の側面について深く考える機会を持っていないのが現状です。

メディアとエンターテインメントの役割

今回の件でメディアが炎上前と後で対応を変えたことも批判の対象となっています。

メディアはエンターテインメントの提供者としてだけでなく、教育的役割も担っています。

情報を伝える際に歴史的背景やその解釈について深く掘り下げる姿勢が求められます。

社会正義ごっこ化?…冷静な議論を求める声も

SNS上での批判もまた、感情的な反応に終始してしまうことが少なくありません。

批判する際には、事実に基づいた冷静な議論を展開することが必要です。

SNS上でも批判の一方で、冷静な議論を求める声があります。

ひろゆきさんは13日深夜にXの投稿で

欧州人の恰好をしたアジア人が島に行って類人猿に楽器や乗馬を教えて歌って踊るMV 「コロンブス」というタイトルじゃなかったら、具体的にどこが良くないという話なのだろう?

叩きたい人たちが社会正義ごっこをしてるように見える。

と問いかけています。

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まとめ

Mrs. GREEN APPLEの「コロンブス」MVは、確かに配慮に欠けた部分がありました。

しかし、批判する側もまた、自分たちの知識の範囲を広げ、冷静に議論することが求められます。

歴史を学び、過去の過ちから学ぶことが重要です。

今回の騒動を通じて、私たちが学ぶべきことは多いです。歴史的な視点を持ち、他者を理解しようとする姿勢が、より良い未来を築く鍵となります。

音楽や芸術は人々をつなぐ力を持っていますが、そのためにはお互いの理解が欠かせません。冷静で建設的な議論を続けましょう。

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